バイオグラフィーワーク・ジャパン 教育プログラム

 

 

 

バイオグラフィーワークは、私たちひとりひとりの生の軌跡 「バイオグラフィー」に人間の存在の意義を学ぶ、自己教育のプロセスです。はかりがたい未来へ向かってすべてが大きく動いている、私たちの時代と社会.そこでは、自分を保ち続ける確かな自我の力が求められます。より人間性にみちた社会 の実現を可能にするのも、自己教育によって得られる、この自我の力です。バイオグラフィーワークは、自己の成長と周囲の人々や世界を理解するための知識や方法を、それぞれのバイオグラフィーに学んでゆくグループワークです。自他のバイオグラフィーに秘められているメッセージや経験の本質を理解するとき、これまでとはまるで違った世界が見えてきます。個人の成長と世界の進化との密節なつながりは、私たちのバイオグラフィーの中に隠されているからです。また未来への種子は、過去の経験の中に潜んでいるのです。

アントロポソフィー(人智学)の人間観と世界観に基づくソーシャルアート、バイオグラフィーワークは、2000年秋、近見冨美子によって初めて日本に紹介され、その翌年のクリスマスに、バイオグラフィーワーカー養成コースがスタートしました。養成コースでは、私たちの生の本質的なテーマに沿って、気づきに満ちた学びのプロセスをていねいに辿って行きます。学びの道をともに歩むグループの存在に支えられながら、バイオグラフィーワーカーに必要な、資質や知識を習得してゆきます。人智学の深遠な知識の実践といえるバイオグラフィーワークの学びと経験が、人と人との新しい関係に根ざす、意識のコミュニティを創造してゆく力となることを願っています。

 

バイオグラフィーワークは、アントロポソフィーのインターナショナル・センター、ゲーテアヌム(スイス)School of Spiritual Science, General Sectionに属しています。本コースは同機関に所属する国際養成コースリーダーフォーラム(ITF)に認証されています。